スクラップブッキング、消しゴムスタンプ、グリーティングカード作り、時にはアカペラコーラスの練習スタジオとなる我が家のリビング。ハンドメイド大好きなペコラのStudioに遊びに来てね。


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カテゴリ:Art&Design( 2 )

先日、私の母校(?)ノリタケの展覧会に行ってきました。
母校と書いたのは、私が美大を出てすぐに就職したのがノリタケの東京のデザインルームで、そこでの数年間が今の私の手仕事の原点なっているから。
もちろん美大での4年間や、その前からデザイン的な勉強は始まってはいたのですが、仕事として、細かい図案を描いていた時期があったからこそ、いままた、細かいスタンプを彫ったりとか、ペーパークラフトを日常的に作る「私」があるのかな・・・と思います。
当時、関わらせていただいた仕事は、新商品の開発、絵柄のデザイン、テーブルコーディネイト、ショーのディスプレイ・・・と多岐にわたり(もちろん大学出たての小娘でしたから、いろいろな方々に様々なことを教わりながら)とてもいい経験をさせていただきました。今でもとても感謝しています。
その間も名古屋の本社に出張した時などに、たま~にしか目にすることのできなかった歴史ある大先輩たちの作品の数々。今回、その中でもオールドノリタケと呼ばれる約100年前からの陶磁器と、そのデザイン原画が展示されると言うことで、横浜そごうを訪ねてみました。
ノリタケデザイン100年の歴史展
横浜そごう そごう美術館で7月17日まで

ご存知の方はわかると思うのですが、とにかく迎賓館においてあるようなものなので、私のような庶民の理解をはるかに超えた陶磁器の数々。好き嫌いは別として、すごい存在感に圧倒されます。
でも、展示品の中で私が一番見たかったのは、デザイン画帖と呼ばれる陶磁器の手描きの原画。
私が勤めていた時代も原画(転写紙の原稿になるもの)は全部デザイナーが手描きでスケッチを描いていたのですが(今ではきっとパソコンも使っているでしょうけれど)、古い時代のものは絵画のようで、よりデコラティブで、本当にすばらしいです。
当時お客さんはアメリカ人で、その原画の見本帳をセールスマンが持って注文をとっていたらしい。それがミニブックみたいな表紙のついたアコーデオンブックみたいなものなんですよ。

スタンプテクニックを駆使して再現してカードにしてみたいような、色合いをお手本にしたら良いようなデザインが沢山あります。(もちろんそのままデザインを盗作してはだめですよ!)
陶器に興味がなくても、スタンプアートに興味がある方にはきっと面白いと思います。

今回あらためて、短い期間でしたが、たいそうなところで、お仕事(修行?)をさせていただいてたんだな~なんて思いましたが、当時退職する前に最後にデザインした商品が、いまでも現役の商品として売られているので、ほんのほんのちょっぴりは私も100年の歴史の中に関わらせてもらえたのかな~と当時を懐かしく思い出しました。(当時その重みはちっともわかっていませんでしたが・・・ごめんなさい)
あのころ教わったことが、後になって、しみじみわかることもあります。

とにかく、100年の間、名前を前面に出すこともなくノリタケブランドを支え続けた多くのデザイナーたちの熱い仕事を見ることができるので、是非興味のある方はそごう美術館にいらしてみてください。
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by Pekora-Studio | 2007-06-29 20:00 | Art&Design

切手のモチーフ

今朝はひさびさの青空が広がっています!
ずっと雨が続いて、洗濯物も部屋干し~だったので、やっと大物も洗濯したり気持ちよく出来そうですね。
新学期に入り学校の保護者会などが続いてずっと手作りも出来なかったので、今日は私の好きな作家(アーティスト)をご紹介。

みなさんはDonald Evansという作家をご存知ですか?
1970年代に切手をモチーフにした作品を描いて、77年にわずか31歳で亡くなるまで、
4000枚に上る作品を残しました。(本業は建築学が専門だったようです)
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彼が描こうとしたのは、空想の理想世界の切手。そこは豊かな自然の恵みに満ち、戦争のない世界。彼はその空想の国の風景や植物、果物などを鮮やかな水彩で切手に描いていきました。

私が彼の作品に出会ったのは1984年。港区の倉庫にある雅陶堂ギャラリー竹芝というところでの展覧会を見に行ったときでした。
切手という小さなモチーフですが、彼の心の世界がそこから見えてきます。

スクラップラップブッキングでもタグなどによく切手のモチーフを使いますが、そのときいつもエヴァンスの作品を思い出します。

そういえば彼も、切手の水彩画を描き終えると、消しゴムで消し印を彫って捺していました。そして、それは「切手を、もっと本物に見せるためであり、仕事に一定の間隔を置くためです」と述べています。(う~ん、なるほど。)

彼の展覧会はその後東京で行われたかどうかわかりませんし、画集もこのときの図録しか持っていないのですが、とても繊細で素敵な作品なので機会があったら見てみてください。
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by pekora-studio | 2005-04-14 08:40 | Art&Design